目を止める広告には、様々なテクニックが使われています。面白いキャッチコピーやシズル感のある写真もその一つです。ここでは、広告の代表的な仕掛けについてお話します。
キャッチコピー
リサーチを元にターゲットを絞り込み、3つの要素で組み立てられているパターンが多いです。
3つの要素とは、「限定感」「共感」「メイン商品」を表します。
例えば、人気の(共感)+●●が(メイン商品)+今だけ半額(限定感)といった具合で、「今すぐ欲しい!」という人に向けて作るときは、最初のキャッチをさらに深堀し、共感されるものを模索していきます。
新鮮な出会い
広告の命と呼ばれるものが「鮮度」です。
広告は常に新しい出会いを提供しなければ、反応が出せません。
共感を呼び反応を高めるには、ターゲットが「新しい」と感じる表現が必要です。この商品は、他とは違うかもしれない!そう思わせるものを探してみましょう。
分かりやすさ
広告のテキストは、「分かりやすく、読みやすい」が基本です。専門用語や難しい言い回しを使った文章はよくありません。さらっと読んでも記憶に残るよう、重要なキーワードは残して、問題ないところはスパッと削ってしまいましょう。
記憶に残る変度
私たちが日々の生活で目にする広告は、1日に4,000とも7,000とも言われます。
私たちの脳は、似たような情報を一括りにして、意識の外へ置いてしまいます。つまり、他と同じような表現では記憶されにくいのです。
だからと言って、過激な表現に偏りすぎると不信感を招くため、少しだけ変わった表現やイメージを考えてみることが大切です。
明確な証拠
現在の広告はキャッチコピーを裏付ける証拠を提示しなければ、信じてもらうことができません。例えば、美肌効果が期待できる化粧水なら、before/afterの写真は欠かせないと言えるでしょう。
写真で見せることができないビジネスでは、そのロジックを分かりやすく提示します。
・魅せる商品には鮮明な写真
・ノウハウ系ビジネスには納得のロジック
が鉄則です。
差別化できる違い
良い広告ほど、他との違いを明示しています。他がやっていなければ、「24時間365日営業」という文言も立派な違いになります。
コンビニはどこも同じに思えますが、地域によって置かれている商品は違いますし、
サイクルロードが近くにある店舗では、ロードバイク専用の駐輪場を設けていたりします。
同じ系列で距離が近いコンビニでも、「A店はすぐにパンが売り切れるから、B店に行く方が良いかもしれない」といった認識はありませんか?
お客様はそれぞれの価値観で、利用するものを線引きしています。その価値観を見極めて、必ずどこかに違いを入れるようにしましょう。
背中を後押しするオファー
「これ、良さそうだけど、どうしようかなぁ…」
そんな心のハードルを取り払うのがオファーです。
よく見かけるのが「全品●割引」や「もれなく●●をプレゼント」などではないでしょうか。
ターゲットが「これなら試してみよう」と思う条件を考えてみましょう。
導線の明確化
意外にも、導線が適当な広告は少なくありません。
電話して欲しいなら「今すぐお電話を」、サイトに誘導したいなら「詳しくはホームページをご覧ください」など、行動を促す言葉を添えるようにします。
当然ながら、電話番号やURLは、一目でわかるようにしておきましょう。