売れる広告の共通点

目次

振り向かせる2大要素

反応が出るチラシは例外なく、キャッチコピーと背中を後押しする提案(オファー)が秀逸です。
共感されるコピーは、ターゲットをよく研究して導き出されたものほど効果を発揮します。

また、どのような広告でも、お客様が警戒心を解くことはありません。
そんな心のハードルを下げるのがオファーです。
こちらも明確なターゲット像がなければ導き出すことは難しいでしょう。

理想の1人に絞る

まずターゲットを明確にすることが大切です。

とりわけ、チラシやPPC広告のように、購入意欲がある層を狙ったものは、より明確なターゲットを決めなければなりません。

20代女性や40代〜50代主婦では不十分!
理想のお客様1人に絞り込むことが必要です。この絞り込んだ設定をペルソナといいます。

ペルソナは、年齢や趣味、家族構成、居住区、性格など、ターゲット像を細かく設定していきます。仮の名前まで決めることも多く、絞り込んだ情報から、お客様のお悩みを導き出します。

リアルのお客様に該当者がいるときは、その人をペルソナとしても良いでしょう。

絞り込む2つの理由

なぜ、そこまで絞り込むのでしょうか?理由は2つあります。

1つ目は、たった1人からでも強い共感が得られる言葉は、ターゲット以外にも共感が拡張していくからです。
20歳の女性へ向けた美容液のコピーでも、「こんなに真面目に作っているのなら…」と、それ以外の年代の女性から支持されることもあります。

2つ目は、価値が伝わるほど、価格で勝負する必要がなくなるからです。
ペルソナで導き出した「お客様のお悩みに応える商品」を打ち出すことで、他との違いも明確に出すことができるでしょう。

不安を塗り替える一手

納得できる情報を提示しても不安は残るもの…そんな心のハードルを下げるのが、お客様への提案であるオファーです。

弱いコピーを強いオファーでカバーする事はできるが、 強いコピーで弱いオファーをカバーする事はできない(ゲイリー・ハルバート)

リベラル・ライフ(liberal life)

という言葉があるように、オファーはターゲットに「これなら、試してみても良いかな」と思わせるもの…
お客様にとってノーリスクとなるものを提示すると良いでしょう。

集客広告はチラシから

チラシは広告に必要な要素をぎゅっと詰め込まれており、チラシに慣れることで他の広告にも応用が利くようになります。

また、集客チラシは、見た目が必ずしも重要ではありません。
見ないで捨てられることも多いチラシですが、それをわざわざ見る人は、見た目ではなく、価値ある情報を求めています。

大手企業のような素晴らしいデザインは必要なく、ある程度の体裁が整ったもので十分です。

また、大手のチラシは、集客ではなく認知を目的としていることがあります。
良い企業イメージを定着させることが目的なので、他社のチラシを参考にするときは注意が必要です。