男女で違う「広告のツボ」

目次

目指す方向性を決める

広告の心臓部といえば、ベネフィットとオファーです。
メリットを伝えるベネフィットと、購入の心理的ハードルを下げるオファーが秀逸なほど、広告の効果は高まります。

秀逸な広告を作るには、ターゲットの絞り込みは欠かせませんが、これがなかなか難しい…

そのため、まず男性向けなのか、女性向けなのかで、広告の方向性を決めることから始めてみるのも、一つの方法です。

男性が求めるもの

まず男性には、ロマンを重視する傾向が見られます。
全ての男性が該当するわけではありませんが、家や車の広告を見れば、ロマン派の多さが感じられるのではないでしょうか。

家や車の広告は、単純に高級感で押しているわけではありません。
購入した先に「かっこいいお父さん」「イケてる男性」がイメージできるように考えられており、その上で心のハードルを下げる提案が打ち出されています。

男心をくすぐる雑誌の一つにLEONが有名ですが、非モテからモテる男になれる期待を上手に煽っていると思います。

女性が支持するオファー

そして女性は、安心を求める傾向が強いです。

先述と同じく、全ての女性に該当するわけではありません。
しかし、女性向けの広告に全額返金といった「保証 / 補償」系オファーが多いことが、それを物語っています。

「もしものことがあっても」…に対して、2重3重に安心を重ねておくことが、購買リスクのハードルを下げることにつながりますので、オファー以外でも実績や安心利用できる特徴を入れておくことが重要です。

二兎追うものは一兎をも得ず

では、ロマンがあって保証が充実している広告を目指せば良いのでは?
と思うかもしれませんが、「あれ」も「これ」もは厳禁です。

オファーの奮発に加えて保証も充実させると、資金的なリスクが高くなってしまうからです。

また、男性と女性では価値基準に温度差がありますので、大まかな方向性を決めたら、ターゲットを絞り込んで洗練させていくべきでしょう。